代理とはどのような制度ですか?
代理というのは、民法が規定している
取引に関する制度のことです。
具体的には、代理人が本人に代わって
第三者に対して意思表示を行い、
あるいは第三者から意思表示を受け、
その法律効果がすべて
直接本人に帰属する制度のことをいいます。
代理の種類は?
代理には、次のようなものがあります。
■法定代理
⇒ 法律の規定に基づいた代理です。
■任意代理
⇒ 授権行為により生ずる代理です。
代理権の範囲はどのように取り扱われるのですか?
代理権の範囲は、
法律の規定や授権行為によって決まります。
また、代理権を持たない者の代理行為は
無効とされますが、
理人が代理権の範囲を越えてなした行為等、
一定の場合には表見代理とされます。
ちなみに、表見代理の場合には、
正当な代理行為と
同様に取り扱われることがあります。
損失補償とは?
損失補償というのは、
土地収用の手続きのことです。
具体的には、土地収用に対する
土地所有者等への補償のことで、
次の補償からなっています。
■土地に関する権利に対する補償
・土地に対する補償のほか、所有権以外の権利の消滅に対する補償、残地に対する補償も含まれます。
■土地の明渡しに関する補償
・建物等の移転料の補償のほかに、営業上の補償や借家人への補償等も含まれます。