不動産の価値と価格ランクは？

不動産の存在する各エリアには
それなりの相場というものがあって、
エリアごとに価格ランクがあります。

3年前と比較して上昇しても
10～20％程度というところもあれば、
2倍以上になりそうなエリアもあるといった具合です。

ちなみに、
こういった価格ランクというのは、

5年や10年では
そう簡単に変化しないものとなっています。

一般に、分譲住宅の価格というのは
以下の要素からなっているので、
これらの価格が上がると、
それに伴って住宅の価格も上がることになります。

■分譲会社の経費や利益
■建設費
■用地（取得費）

ただし、価格を引き上げたとしても、
消費者がついてこれない経済状況等の場合には、
分譲会社は削減できるところは削減して
できる限り価格を抑制することになります。

反対に、
景気の拡大が続くような状況下では、

消費者も値上げは
やむを得ないという考え方になっていきますので
価格は上がっていきます。

分譲会社側としては、
上記のような消費者の動向も見極めながら
価格の設定を行っていくことになるわけです。

価格形成要因というのは、
次の3つに影響を与える要因のことをいいます。

■相対的希少性
■不動産の効用
■不動産に対する有効需要

不動産の価格というのは、
多数の要因の相互作用によって形成され、
要因自体も常に変動過程にあるものです。

なので、不動産の価格を判定する際には、
その価格を形成する要因を明確に把握し、

その推移動向や諸要因間の相互関係を十分分析し、
希少性・効用・有効需要に与える影響を
判定しなければなりません。